40年を超える技術蓄積と日本最大級の設備で窒化処理ニーズに対応

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窒化処理の基本

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窒化処理は、熱処理と化学反応によって金属の表面を硬化させる化学的表面効果法の1つ。窒素を金属に浸透させることで化学反応を起こし、窒化物を生成して表面を硬くします。金属の耐摩耗性、耐疲労強度性、耐腐食性を向上させながらも、熱による変形が極めて少ないのが特徴です。

ここがすごい!
  • 表面が硬くなることで使用する部品がすり減りに強くなるので、長く使いたい製品にぴったり

  • 金属の表面に保護層をつくることで、空気や水分によるサビの発生を抑制

  • 処理温度が比較的低いため、熱による歪みが少なく、変形しにくい

どんなものに使われているの?

自動車部品

金型

産業機械部品

治工具

調理器具

何が違うの?どう選ぶ?
処理方法 主な特徴 向いている素材 処理温度目安 耐摩耗性 耐腐食性 歪みの少なさ 主な用途例
BN窒化 東海イオンの独自開発技術。窒化前後の歪みをμ単位で制御でき、加工処理後の仕上げ磨きが不要。 幅広い素材(SUSも一部可) アルミダイカスト金型、プラスチック金型など
ガス軟窒化 加工の温度帯・加工時間を調整できるため、お客様のニーズに合わせた加工処理ができる。 軟鋼、炭素鋼、鋳鉄 450~600℃ 金型、産業機械部品、自動車部品、治工具、調理器具(鉄フライパン)など
ガス窒化 硬くて深い硬化層が得られる。歴史が長く、安定した処理精度。 高級鋼、合金鋼 500~800℃ 金型、ギア、機器部品など
ウルトラプラズマ窒化 東海イオンの独自開発技術。従来のプラズマ(イオン)窒化よりも厚く均一な窒化力・硬化層が得られる。 幅広い素材(SUSも一部可) 400~800℃ 転造ダイス、歯車、産業機械部品、治工具など
プラズマ(イオン窒化) 歪みが小さく、表面がきれいに仕上がる。短時間での処理が可能で、汚水を出さず環境にやさしい。 幅広い素材(SUSも一部可) 400~800℃ 精密部品、医療機械部品、ステンレス部品など
ミック処理(MIC処理) 東海イオンの独自開発技術。窒化層の上に浸硫層を形成するため、加工面の滑りがよい。 幅広い素材(SUSも一部可) 400~580℃ 金型全般、産業機械部品、工具、ポンプ部品など

東海イオンが開発した
多種多様なソリューション

窒化処理
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表面処理技術

新技術の開発に積極的に取り組み、
製造現場の「困った」に、全力でお応えしています!

ミック処理
(MIC処理)

  • 耐摩耗性の向上に特化した表面加工
  • 独自技術で他にない「滑りの良さ」を実現

ウルトラプラズマ窒化

  • 細部まで均一な加工処理が可能
  • 彫の深い形状の製品にも最適
  • プラズマ窒化の欠点を克服したワンランク上の処理

HART処理

  • オールステンナイト系ステンレス専用
  • 耐食性を極力維持しながら、表面を硬化させる

BN窒化

  • アルミダイカスト金型・プラスチック金型に特化した窒化処理
  • 耐ヒートクラック性に良好
  • 多種の鋼材に適用可能

αFILM

  • 錆びを防ぐ表面加工技術に、撥水コーティングを複合した表面処理
  • 部品の錆を予防し、機械の劣化を防ぐ

トライガード

  • BN窒化とαFILMの複合処理
  • アルミダイカスト金型に適した表面加工
  • 仕上げ磨きが不要で、耐ヒートクラック性に良好